書誌の記述例

1. 近世畸人伝 (個人蔵)

<書名>近世畸人伝
<著編者> 伴蒿蹊著 三熊花頴
<巻数> 5巻
<刊写>
<冊数> 5冊
<装訂> 袋綴
<表紙> 浅黄色紗綾型紋艶出し表紙
<寸法> 25.7 x 18.5 cm
<外題> 題簽「 近世畸人伝 二(〜五)」
  注:第一冊は 題簽剥落。
<内題> 巻首「 畸人伝巻之一(〜五)
題言「 近世畸人伝 」
尾題「 畸人伝巻之一終(〜四終)
<柱刻> 第1冊「序一(〜四)」「題言一(〜四)」「目録一(〜三)」
「 畸人伝一(〜六)、十一、七(〜十)、十二(〜三十」)
   注:第 11 丁乱丁。
第2冊「 畸人伝二 一(〜四十)」
第3冊「 畸人伝三 一(〜四十二)」
第4冊「 畸人伝四 一(〜三十八)」
第5冊「 畸人伝五 一(〜四十三)」「跋一(二)」
<匡郭> 字高 19.9 cm.
<丁数> 第1冊 41丁
第2冊 40丁
第3冊 42丁
第4冊 38丁
第5冊 45丁
<料紙> 楮紙
<行数> 12行
<用字> 漢字交り平仮名
<絵> 第1冊 見開き1図、片面5図
第2冊 片面13図
第3冊 片面8図
第4冊 見開き1図、片面7図
第5冊 見開き1図、片面6図
<刊記> 奥付「寛政二年庚戌秋八月/平安書林 菱屋孫兵衛/林伊兵衛/梅 邨宗五郎/栗本喜兵衛/野田儀兵衛/鷦鷯総四郎(印)」
   注:版元印の印文は「竹苞楼記」。
      「竹苞楼」は佐々木 (鷦鷯) 総四郎の堂号。
<版刷> 寛政2年版早印本
<広告> 奥付「 畸人伝拾遺物 嗣出」
注:刊記の右側
<序跋> 序「寛政二年歳集庚戌春三月六如散納慈周叙於峨早無著菴 印 印 /観鵝道人永忠原書 印 印」
    注:寛政2年3月六如序。
跋「天明八戊申夏四月日 花顛三熊思孝 印」
    注:天明8年4月三熊花顛跋。
<凡例> 「天明八戊申歳集水無月 閑田子蒿蹊自述」
<蔵書印> 「菊地白石」 (墨文円印) 
    注:第1丁右上に押捺、貸本屋か。
<備考> 人物叢伝



2. 光琳画譜 (フリーア美術館所蔵)

<書名>光琳画譜
<著編者> 尾形光琳原画 中村芳中模
<巻数> 2巻
<刊写>
<冊数> 2帖
<装訂> 画帖仕立て
<表紙> 青色表紙
<寸法> 25.8 x 18.8 cm
<外題>[P80] 題簽「 光琳画譜 乾(坤)」
<丁数> 乾帖 14面
坤帖 14面
<料紙> 楮紙
<絵> 乾帖 見開き13図(色刷り)
坤帖 見開き13図(色刷り)
    注:全体に薄色で、くすみあり。
<奥書>[P81] 「享和壬戌のとし東都旅館の炉辺にて 芳中写之 花押」
    注:享和壬戌は同2年
<刊記>[P82] 「文政九年丙戌歳晩秋日/東都書肆 和泉屋庄次郎」
<広告>[P82] 「 光琳百図」ほか既刻3点、「鶯邨画譜 後編」
<序跋>[P83]序「千蔭」 注:加藤千蔭序。
<構成>  乾帖第1面  序
第2面  白梅図
第3面  六歌仙図
第4面  朝顔に鶏頭図
[P84] 第5面  鼠図
第6面  寒山拾得図
第7面  波に千鳥図
第8面  渡し守図
第9面  野の草
第10面 子犬図
第11面 竹林の七賢
第12面 囃子に舞図
第13面 芙蓉図
[P85]第14面 牡丹図
  坤帖第1面  富士に松原
第2面  浦公英に竜胆図
第3面  高砂図
第4面  七福神図
第5面  目隠し
第6面  鳩と雀
第7面  公卿と従者
[P86] 第8面  菊花図
第9面  雁行図
第10面 鹿図
第11面 大原女図
第12面 鶴図
第13面 亀図  
[P82] 第14面 奥書・刊記・広告